悪性リンパ腫で障害厚生年金3級を取得、年間約77万円を受給できたケース
相談者
男性(40代/無職)
傷病名:悪性リンパ腫(血液・造血器の障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級 (年間約77万円受給)
相談時の相談者様の状況
右あご下の腫れを自覚したのち、医療機関を受診し検査を継続していました。当初は就労を続けていましたが、体調不良が続き、早退や欠勤が増え、集中力も低下していきました。翌年に入っても改善せず、入院で精査のうえ悪性リンパ腫と診断され、抗がん剤治療が開始となりました。治療は副作用や体力低下の影響が大きく、入退院を繰り返す経過となりました。入院中は全身の筋肉痛やけいれん、強い倦怠感があり、食事も少量ずつしか摂れない状態でした。発熱を繰り返した時期には感染防止のため個室対応となり、面会制限もありました。退院後は外来治療へ移行したものの、点滴投与が困難となり経口薬へ変更して服薬を継続。痛みや指のしびれにより着替えは家族(同居)の援助が必要で、階段や段差の移動にも時間がかかるため外出は通院中心でした。医師から就労は控えるよう指示があり、会社は休職扱いとなりましたが、体調の波が大きく復職の見通しが立ちにくい状況でした。収入面の不安も強く、障害年金の相談に至りました。
相談から請求までのサポート
初診から診断・治療開始、複数回の入退院、外来治療への移行、服薬変更などを時系列で整理し、症状の波と日常生活への具体的支障(移動、着替え、外出範囲等)が伝わるよう申立書を作成しました。あわせて、休職に至った経緯や医師の就労制限の状況、治療に伴う体力低下・疼痛・しびれ等が継続している点が診断書と矛盾なくつながるよう内容を確認し、必要書類の収集手順も含めて請求準備をサポートしました。
社労士からのひとこと
治療を続けながらの生活は、体調の波に加えて、仕事や収入のことなど不安が重なりやすいものです。障害年金の手続きでは、診断名だけでなく、治療経過や副作用、日常生活・就労への影響が伝わるように整理することが重要になります。本件では、病歴と就労経過を時系列で整え、必要な支障が適切に伝わるよう申立書を作成しました。結果として、障害厚生年金3級の受給が決定し、生活の見通しを立てる一助となったことを、私どもとしても大変うれしく、少しでもお力になれたことを幸いに思います。今後も治療を最優先に、無理のない範囲で日々を整えていけるよう願っております。
結果
決定内容:障害厚生年金3級
受給額:773,090円(令和7年度)
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