統合失調症で障害基礎年金2級を取得、年間約81万円を受給できたケース
相談者
女性(50代/無職)
傷病名:統合失調症(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約81万円受給)(遡及分4,187,498円受給)
相談時の相談者様の状況
平成12年頃、家庭環境の変化をきっかけに徐々に外出が減り、家事や育児が思うようにできなくなりました。周囲の視線を過度に気にするようになり、やがて幻聴や被害的な思い込みが出現。精神科を受診し治療を開始しました。その後も症状は安定せず、夜間に突然大声を出すなどの行動がみられ、入院治療を受けることとなりました。
以後も再発と入退院を繰り返し、通院を継続していましたが、幻覚・妄想症状が持続。単独での外出は困難で、家事全般や金銭管理、火の管理など日常生活の多くに家族の援助が必要な状態が続いていました。就労は長期間できておらず、常に家族の見守りのもとで生活している状況でご相談をいただきました。
相談から請求までのサポート
これまでの治療経過や入退院歴、日常生活状況を時系列で整理し、病歴・就労状況等申立書を作成しました。特に、家族の具体的な支援内容(服薬管理、金銭管理、外出同行等)を明確にし、日常生活能力の程度が正確に伝わるよう助言しました。
また、診断書と申立書の内容に齟齬が生じないよう主治医への説明ポイントを整理。結果として認定日請求により2級が認められ、過去分も含めて遡及決定となりました。
なお、遡及分の支給に伴い、ご主人が受給されていた配偶者加給年金について一部返還が生じることとなりました。事前に制度の仕組みや返還手続きについてご説明し、家計への影響を見据えた対応をサポートしました。
社労士からのひとこと
遡及決定は大きな安心につながりますが、加給年金の返還など思わぬ調整が生じることもあります。制度全体を見据えてご説明し、ご家族が安心して今後の生活設計を立てられるようお手伝いすることが私たちの役割です。これからも治療に専念できる環境づくりを支えてまいります。
結果
決定内容:障害基礎年金2級(遡及)
受給額:816,000円(令和6年度)(遡及額:4,187,498円)
年金生活者支援給付金:65,400円(令和6年度)
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