統合失調症で障害基礎年金2級を取得、年間約83万円を受給できたケース

相談者

女性(40代/就労継続支援B型事業所)
傷病名:統合失調症(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約83万円受給)

 

相談時の相談者様の状況

発症は約14年前でした。当時、訪問介護のお仕事をされながらシングルマザーとして子育てをしており、その重圧や疲労からある朝突然涙があふれ、仕事に行けなくなったことがきっかけで心療内科を受診されました。その後、休職や退職を経て、ご結婚を機に一時的に症状が安定し、お仕事をされていた時期もありました。しかし数年前に離婚し、福祉関係の職場で働いていた頃に再び病状が悪化。強い気分の落ち込みからお薬を大量に飲んでしまうなど危険な状態に陥り、退職を余儀なくされました。現在は無職で、お母様の援助を受けて生活されています。調子が良い時は簡単な調理ができる日もあるものの、ほとんどの日は起き上がれず、入浴や掃除もできない状態です。また、病状の波から衝動的なネットショッピングをしてしまい金銭的にお母様に頼らざるを得なかったり、ご家族や一部の友人以外との関わりを持てないなど、日常生活全般に著しい支障をきたしており、将来への強い不安から当事務所へご相談にいらっしゃいました。

 

相談から請求までのサポート

発症から20年以上経過しており、その間に短時間就労や障害者雇用での勤務など、ご本人様が無理を重ねながら社会復帰に努めてこられた複雑なご経歴がありました。そこで、「病歴・就労状況等申立書」の作成にあたっては、これまでの就労がいかに周囲の配慮の上に成り立っていたか、そしてご病気により何度も挫折を余儀なくされたご苦労を時系列で分かりやすく整理しました。また、現在B型事業所に通所されていることで「働けている」と誤解されないよう、ご家庭では帰宅後に疲労困憊して家事などの日常生活が全くできない点や、服薬や身の回りのことに関してご家族の手厚いサポートが不可欠であるという厳しい実態を主治医にもしっかりと参考資料としてお伝えし、現状に即した診断書を作成していただけるようサポートいたしました。

 

社労士からのひとこと

長年にわたるご病気との闘いや、何度も社会復帰に挑戦されては辛い思いをされたご経験など、これまでのご苦労は本当に計り知れないものだったとお察しいたします。ご本人様やご家族からの丁寧なヒアリングを通じて、ご自宅での生活のしづらさや就労の厳しい実態をしっかりと書類にまとめることができ、無事に年金受給に繋がって私も大変嬉しく思います。更新のお手続きなど、今後も何かご不安なことやお困りごとがございましたら、どうぞいつでもお気軽にご相談くださいね。

 

結果

決定内容:障害基礎年金2級

受給額:831,700円(令和7年度)

年金生活者支援給付金:65,400円(令和7年度)

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