うつ病で障害厚生年金2級を取得、年間約144万円(遡及額:2,934,557円)を受給できたケース
相談者
男性(30代/アルバイト)
傷病名:うつ症(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級 (年間約144万円受給)(遡及額:2,934,557円)
相談時の相談者様の状況
発症は平成26年頃でした。当時の職場の忙しさから気分の落ち込みや不眠症状が現れましたが、受診には至らず無理をして働いていました。その後、退職や離婚を経験し、引きこもりがちの生活となっておられました。令和3年頃に再就職をしたものの、上司と合わず精神的な不調が悪化したため、初めて心療内科を受診されました。その後は休職を経てご実家へ戻り、ご家族の援助を受けながら療養を続けてこられました。自室に引きこもって自傷行為をしてしまったり、衝動的なネットショッピングをしてしまったりなど、不安定な状態が続いていました。少しずつ症状が落ち着き、現在は社会復帰を目指してシェアハウスに転居し、学習塾で週5日のアルバイトを始めています。しかし、始業時間が午後からであることや、直属の上司から多大な配慮(頻繁な声掛けや丁寧な指導、休憩への誘いなど)を受けてなんとか勤務できている状態です。休日は仕事の疲れと気分の落ち込みから布団から出られず、食事は買いためたお菓子で済ませ、入浴や掃除などの家事も全くできないなど、日常生活に大きな支障が生じており、将来への不安から当事務所へご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
現在「週5日でアルバイト就労をしている」という事実は、審査において「症状が軽い」「日常生活能力が十分にある」と判断されやすく、不支給となるリスクがありました。そこで、「病歴・就労状況等申立書」の作成にあたっては、就労できているのは午後からの始業という条件や、直属の上司から病状に対する特別な配慮をいただいているおかげであることを時系列で詳細に記載しました。また、シェアハウスでの生活においても、共同設備の利用にストレスを抱えて他の住人とコミュニケーションが取れず、休日は布団から出られないこと、家事や入浴が全くできておらずご家族からの頻繁な見守り連絡があることなど、自立した単身生活とは言えない厳しい日常生活の実態を整理しました。一見すると働けているように見えても、職場でのギリギリの状態や休日の反動があることを医師にも参考資料としてしっかりと伝え、実態に即した診断書を作成していただけるようサポートいたしました。
社労士からのひとこと
長きにわたるご体調不良のなか、無理を重ねて本当に辛いご経験をされてきましたね。それでも社会復帰に向けて一生懸命頑張っていらっしゃるお姿に、私も大変心を打たれました。現在のお仕事での多大な配慮や、お休みの日の厳しいご自宅でのご状況をしっかりと書類におまとめし、審査側に実態をお伝えできたことで、無事に2級の受給に繋げることができました。この年金が少しでも生活の安心に繋がれば嬉しく思います。更新のお手続きなど、今後も何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。
結果
決定内容:障害厚生年金2級(遡及)
受給額:1,449,916円(令和7年度)(遡及額:2,934,557円)
年金生活者支援給付金:65,400円(令和8年度)
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