気分障害、発達障害で障害厚生年金3級を取得、年間約61万円を受給できたケース

相談者

男性(20代/就労継続支援B型事業所利用中)
傷病名:気分障害、発達障害(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級 (年間約61万円受給)

相談時の相談者様の状況

幼少期から人間関係に悩むことが多く、中高生時代は引きこもりがちでした。その後、お母様とのご死別などを経て、20代になった頃から過去を振り返って抑うつ的になり、不眠などの症状が現れ心療内科を受診されました。その後、眼のレーシック手術を受けたことをきっかけに、光に対する過敏症などの後遺症に悩まされるようになり、外出もままならない状態となりました。複数の眼科を受診するも症状は改善せず、不安や抑うつ症状がさらに強まり、精神科を再受診されました。眼の症状や精神的な不調からお仕事を退職され、その後は視覚障害者の就労継続支援B型事業所などを利用されています。しかし、現在も眼の症状によるストレスや孤独感から希死念慮があるなど、精神的に非常に不安定な状態です。ご自宅ではお父様と同居されていますが、お父様自身もご体調が優れない中で、ご本人様は食事や入浴などに援助が必要であり、掃除や洗濯、買い物などの家事全般は全くできないなど、日常生活に大きな支障が生じています。今後の生活への強い不安から、当事務所へご相談にいらっしゃいました。

相談から請求までのサポート

今回は、精神疾患(気分障害・発達障害)の症状に加えて、眼の手術の後遺症による不調が精神面に大きく影響を与えているという複雑な背景がありました。「病歴・就労状況等申立書」の作成にあたっては、幼少期からの対人関係の悩みや、目の手術後に光過敏となってから抑うつ症状が急激に悪化し、お仕事を退職せざるを得なくなった経緯を時系列で分かりやすく整理しました。また、現在就労継続支援B型事業所を利用されているものの、実際には自由に動くことが難しく就労が極めて困難であること、そしてご家庭では家事や外出が全くできず、基本的な生活動作にもご家族の援助が不可欠であるという「日常生活の著しい困難さ」を詳細に記述しました。これらの厳しい実態が審査側や主治医に正確に伝わるよう、お父様のご体調不安も含めたご家庭の苦しい状況を丁寧にまとめ、実態に即した的確な診断書を作成していただけるようサポートいたしました。

社労士からのひとこと

眼の不調からくる強いストレスや、長引く抑うつ症状の中で、本当に辛いご経験をされてきたこととお察しいたします。今回、複雑なこれまでの経緯や、ご自宅での生活のしづらさをしっかりと書類におまとめし、審査側に実態をお伝えできたことで、無事に受給に繋がって私も大変嬉しく思います。この年金が少しでもご本人様とお父様の生活の安心に繋がれば幸いです。更新のお手続きなど、今後も何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

結果

決定内容:障害厚生年金3級

受給額:612,000円(令和6年度)

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