統合失調症で障害基礎年金2級を取得、年間約83万円を受給できたケース

相談者

女性(50代/無職)
傷病名:統合失調症(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約83万円受給)(遡及分4,453,530円受給)

 

相談時の相談者様の状況

発症は20代の頃でした。当時の職場で対人関係のストレスから不眠や強い不安感に襲われ、「誰かに監視されている」「悪口を言われている」といった幻聴や妄想が現れるようになりました。精神科を受診し「統合失調症」と診断されて以降、入退院を繰り返しながら長期間の療養を続けてこられました。現在はご実家でお母様と生活されていますが、意欲の低下や極度の疲労感から、日中も横になって過ごすことが多く、自発的に家事を行うことはできません。食事の準備や入浴の促し、金銭管理から服薬管理に至るまで、生活のほぼ全てにおいて高齢のお母様の援助が欠かせない状態でした。「母の負担を減らしたい」「将来の生活費が不安」と、当事務所へご相談にいらっしゃいました。

 

相談から請求までのサポート

今回は、障害認定日(初診日から1年6ヶ月経過した日)まで遡り、過去の分の年金もまとめて請求する「遡及請求」を行う方針で進めました。発症から数十年の長い期間が経過していたため、まずは初診日や認定日当時の証明書類を確保することが大きな課題でした。複数の転院歴がありましたが、当時の病院に丁寧に確認を行い、無事にカルテから記録を取り寄せることができました。また、ご本人様はご自身の症状を客観的に伝えることが難しかったため、お母様からこれまでの経緯やご自宅での様子を詳しくヒアリングしました。「病歴・就労状況等申立書」には、幻聴等の精神症状だけでなく、身の回りのことが全くできないという「日常生活能力の著しい低下」を時系列で分かりやすく整理しました。さらに、現在の主治医にもご家庭での実態が正確に伝わるよう参考資料を作成し、実情に即した診断書の取得をサポートいたしました。

 

社労士からのひとこと

数十年にわたる闘病生活、そしてお母様の長年の献身的なサポート、本当にご苦労が多かったことと思います。複雑な転院歴や古いカルテの確認など煩雑な手続きはありましたが、お母様から詳しいお話を伺い、ご家庭での「生活のしづらさ」をしっかりと書類に落とし込めたことが今回の遡及決定に繋がりました。まとまった一時金が、ご家族の将来への安心に少しでも役立てば幸いです。これからも無理をなさらず、ゆっくりお過ごしくださいね。

 

結果

決定内容:障害基礎年金2級(遡及)

受給額:831,700円(令和7年度)(遡及額:4,453,530円)

年金生活者支援給付金:65,400円(令和7年度)

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