注意欠陥・多動症、自閉スペクトラム症で障害厚生年金2級を取得、年間約141万円を受給できたケース
相談者
女性(30代/パート)
傷病名:注意欠陥・多動症、自閉スペクトラム症(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級 (年間約141万円受給)
相談時の相談者様の状況
幼少期からコミュニケーションが苦手で、学生時代も孤立しがちであり、就職後も対人関係や複数業務の並行作業がうまくできず、転職や退職を繰り返すなど長年苦労されてきました。知人からの勧めで20代後半になって初めて心療内科を受診され、発達障害と診断されました。その後、精神保健福祉手帳を取得しましたが、職場には病気のことを伝えられず、周囲の目を気にしながら無理をして働き続けていました。しかし、過度なストレスから身体の検査数値も悪化し、退職を余儀なくされました。ご結婚後、現在は週3日ほどの短時間パートとして工場で単純作業をされていますが、職場でのコミュニケーションや作業の負担から帰宅後は極度の疲労で倒れ込んでしまう状態です。家事や入浴など日常生活のほとんどにおいてご主人様の介助やサポートが欠かせず、就労継続支援A型作業所への移行も検討されているなど、今後の働き方や生活に大きな不安を抱え、当事務所へご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
今回は初診日が厚生年金加入期間中であったため、障害厚生年金での請求として手続きを進めました。サポートにおける最大のポイントは、現在「パートで就労していること」が、審査において「日常生活能力が十分にあり症状が軽い」と誤解されないよう、厳しい実態を正確に伝えることでした。「病歴・就労状況等申立書」の作成にあたっては、幼少期から現在に至るまでの生きづらさや、就労における度重なるご苦労を時系列で丁寧に整理しました。特に現在のご状況については、「複数の業務を並行できず極度の疲労を伴っていること」「ご自宅ではご主人様の援助なしには家事や入浴などの自発的な行動ができないこと」を詳細に記述しました。一見すると就労できているように見えても、実際にはご家族の手厚いサポートの上にギリギリの状態で成り立っているという実態をご主人様からもヒアリングし、医師にしっかりと情報提供を行うことで、現状に即した的確な診断書を作成していただけるようサポートいたしました。
社労士からのひとこと
幼少期から長年にわたり、対人関係やお仕事で人知れず大変なご苦労をされてきたこととお察しいたします。今回、ご主人様にもご協力いただき、ご家庭でのご不便な状況や就労におけるギリギリの実態をしっかりと書類にまとめることができ、無事に受給へ繋がって私も大変嬉しく思います。この年金が、今後のご負担を少しでも減らす支えになれば幸いです。更新のお手続きなど、今後も何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。
結果
決定内容:障害厚生年金2級
受給額:1,416,718円(令和8年度)
年金生活者支援給付金:67,440円(令和8年度)
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