適応障害、軽度知的障害で障害厚生年金3級を取得、年間約90万円を受給できたケース

相談者

男性(50代/休職中・入院中)
傷病名:適応障害、軽度知的障害(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級 (年間約90万円受給)

相談時の相談者様の状況

令和1年頃、二交代制勤務による不規則な生活から不眠や体調不良をきたし、心療内科で「適応障害」と診断されました。その後、職場の人間関係の悩みや復職プログラムへの不適応からストレスを募らせ、アルコールに依存するようになりました。実はその背景には軽度知的障害(発達の遅れや、急な変化への対応の難しさ)の特性があり、お仕事での変化や人間関係の構築において、長年人一倍大きな生きづらさやご苦労を抱えておられました。病状の悪化に伴い、精神科専門病院への入退院を繰り返すようになり、一時的な部署異動での復帰も1ヶ月で断念せざるを得なくなりました。強い不安から過剰な飲酒を繰り返してしまい、家庭内トラブルから最終的には措置入院(長期の入院療養)に至りました。お仕事は長期の休職状態が続いており、私生活でも食事や入浴、着替えなどの基本的な身の回りのことや家事のほぼ全てにおいて、病院での援助や管理が必要な状態でした。今後の生活やご家族関係に強い不安を抱える中で、ご家族を通じて当事務所へご相談にいらっしゃいました。

相談から請求までのサポート

今回のケースでは、ご本人が長期入院中であり、かつ過去に複数の病院を転院されていたため、これまでの複雑な通院・入退院履歴を時系列で正確に整理することが重要なポイントでした。「病歴・就労状況等申立書」の作成にあたっては、交代制勤務による最初の適応障害の発症から、背景にある知的障害の特性、ストレスによるアルコール依存の悪化と度重なる入退院、現在の入院生活に至るまでの経緯をご家族から丁寧にヒアリングして時系列に分かりやすく整理しました。特に、現在はお仕事が休職中(入院中)であり、日常生活動作(着替え、洗面、食事、入浴など)の多くにおいて病院側の援助や管理が必要である厳しい実態を、主治医の先生に的確に伝えるための参考資料を整理して共有いたしました。これにより、実際の生活上の困難さが正確に反映された診断書を作成していただくことができ、初診日である令和1年当時の厚生年金加入要件を活かした「障害厚生年金」でのスムーズな請求手続きをサポートいたしました。

社労士からのひとこと

不規則な勤務によるご体調不良や職場環境の変化、さらにアルコール依存の併発など、ご本人様はもちろん、側で支え続けてこられたご家族の皆様も言葉に尽くせないほど本当に大変なご苦労をされてきたこととお察しいたします。今回、複雑なご通院歴や現在の入院療養における厳しい日常生活の実態を丁寧に整理し、書類を通じて審査側にしっかりとお伝えできたことで、無事に3級の受給に繋げることができ、私も本当に嬉しく思います。この年金が、今後のご療養やこれからの安心に少しでもお役に立てば幸いです。更新のお手続きなど、今後も何かご不安なことがございましたら、どうぞいつでもお気軽にご相談くださいね。

結果

決定内容:障害厚生年金3級

受給額:903,202円(令和7年度)

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