大動脈弁閉鎖不全症、大動脈弁輪拡張症、大動脈瘤で障害厚生年金3級を取得、年間約83万円を受給できたケース
相談者
男性(60代 /就労中)
傷病名:大動脈弁閉鎖不全症、大動脈弁輪拡張症、大動脈瘤(心疾患による障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級 (年間約83万円受給)
相談時の相談者様の状況
ご相談者様は、これまで大きな心疾患の指摘はなく生活や仕事を続けられていましたが、徐々に疲れやすさや息切れなどの症状が現れるようになりました。その後、医療機関で詳しい検査を受けた結果、心疾患が判明し、手術による治療を受けられました。退院後は療養を経て仕事へ復帰されていますが、術後も体力低下や動悸、息切れなどが残り、以前と同じような働き方をすることは難しい状態でした。現在も仕事上の配慮を受けながら勤務を継続されており、日常生活においても体調に合わせた調整が必要な状況が続いていました。今後の生活や就労継続への不安から、「障害年金を受給できる可能性があるのか」「どのように申請を進めればよいのか」とのご相談で当事務所へご依頼いただきました。
相談から請求までのサポート
今回のケースでは、人工血管を挿入する手術を受けられたことにより、通常の障害認定日の考え方とは異なる特例を利用できる可能性があったため、早期の請求に向けて手続きを進めました。また、初診日時点で厚生年金に加入されていたことから、障害厚生年金の請求として準備を進めました。「病歴・就労状況等申立書」の作成では、発症から検査、手術、退院後の療養、復職までの経過を時系列に沿って整理しました。さらに、復職されているものの、職場からの配慮を受けながら勤務を継続していることや、体調面の制限により日常生活にも影響が生じていることを具体的にまとめました。診察時だけでは伝わりにくい普段の生活状況や就労上の制限について、主治医へ参考資料として共有し、ご本人様の実態が診断書へ適切に反映されるようサポートいたしました。その結果、人工血管挿入による特例も踏まえ、障害厚生年金3級の受給決定につながりました。
社労士からのひとこと
健康上の大きな変化に直面し、手術や療養を経ながら、再び仕事へ復帰されるまでの道のりは、ご本人様にとって大きなご負担やご不安があったことと思います。障害年金の申請では、手術歴や検査結果だけではなく、その後の仕事や日常生活にどのような影響が生じているのかを正確に伝えることが重要です。今回、ご本人様から職場での配慮や日常生活での制限について丁寧にお伺いし、実際の状況が適切に審査へ伝わるよう書類作成をサポートすることで、受給決定につなげることができました。この年金が、今後の療養生活や無理のない就労継続を支える安心につながることを願っております。
結果
決定内容:障害厚生年金3級
受給額:831,538円(令和8年度)
(0803)
※個人情報保護のため、掲載内容については一部内容を変更しています。

