自閉スペクトラム症で障害厚生年金3級を取得、年間約62万円を受給できたケース
相談者
女性(50代/障害者雇用にて就労中)
傷病名:自閉スペクトラム症(精神の障害)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級 (年間約62万円受給)
相談時の相談者様の状況
幼少期から他者とのコミュニケーションに苦手意識があり、仕事や家庭生活でも人間関係に悩みを抱えてこられました。平成19年に心療内科を初めて受診し、その後、複数の医療機関で治療を続け、平成29年頃に自閉症スペクトラムと診断されました。現在は障害者雇用で週5日勤務されていますが、簡単な作業に配慮されているほか、勤務後は強い疲労で動けなくなるなど、一般雇用での就労は難しい状況でした。また、日常生活でも他者との意思疎通や判断に困難があり、食事や買い物などをご家族のサポートに頼っていました。現在の就労や生活を今後も続けていけるのか不安を感じ、障害年金について当事務所へご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
今回のケースでは、障害者雇用とはいえ「週5日勤務できている」という点から、日常生活や就労能力を実際よりも高く評価される可能性がありました。そこで「病歴・就労状況等申立書」では、幼少期からの対人関係の難しさや、転職・通院を繰り返してきた経過を時系列に沿って整理しました。また、現在の仕事についても、簡単な作業に限定され、周囲のサポートや職場の配慮があることで勤務を続けられていること、勤務後には強い疲労が生じることなど、実際の就労状況を具体的に記載しました。さらに、日常生活においても、ご家族の援助が必要な場面や、他者との意思疎通が難しいことによる生活上の困難を整理し、主治医の先生へ参考資料として共有しました。その結果、現在の生活や就労における制限が適切に反映された診断書の作成につながり、障害厚生年金3級の受給決定をいただくことができました。
社労士からのひとこと
幼少期から人との関わりに悩みながらも、お仕事やご家庭での生活を懸命に続けてこられたことと思います。今回、障害者雇用での勤務を続けながらも、職場でどのような配慮を受けているのか、また、ご家庭でどのようなサポートが必要なのかを丁寧に整理し、年金受給につなげることができ、私も大変嬉しく思っております。この年金が、これからも無理のないペースでお仕事や生活を続けていくための支えとなれば幸いです。更新のお手続きなど、今後もご不安なことがございましたら、いつでもお気軽に当事務所へご相談くださいね。
結果
決定内容:障害厚生年金3級
受給額:623,800円(令和7年度)
(0314)
※個人情報保護のため、掲載内容については一部内容を変更しています。

