フォンタン術後症候群で障害基礎年金2級を取得、年間約83万円を受給できたケース

相談者

女性(30代/休職中)
傷病名:フォンタン術後症候群(心疾患による障害)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約83万円受給)

相談時の相談者様の状況

ご相談者様は、生まれつき心疾患があり、幼少期から治療や手術を受けながら生活されてきました。成長過程においても運動制限など日常生活上の配慮が必要な状況が続きましたが、成人後は障害者雇用で就労を開始されました。しかし、体力的な負担が大きく、就労による疲労が蓄積する状況が続いていました。その後、病状が悪化し、治療や在宅での医療的ケアが必要となり、現在は休職されています。日常生活においても、体調の影響から家事や身の回りのことに支援が必要となり、ご家族のサポートを受けながら療養生活を送られていました。今後の生活や就労への不安から、「障害年金を受給できる可能性があるのか」「申請をどのように進めればよいのか」とのご相談で当事務所へご依頼いただきました。

相談から請求までのサポート

今回のケースでは、生まれつきの心疾患であったため、初診日が非常に古く、出生時までさかのぼって確認する必要がありました。ご家族様が保管されていた資料などを確認しながら、初診日やこれまでの治療経過を整理し、申請準備を進めました。「病歴・就労状況等申立書」の作成では、幼少期から現在までの治療歴や生活上の制限、就労への影響について、長期間にわたる経過を時系列に沿ってまとめました。また、現在の療養状況や、日常生活においてご家族の支援を必要としている実態についても具体的に整理し、主治医へ参考資料として共有しました。診察時だけでは伝わりにくい普段の生活状況や身体的な制限が診断書へ適切に反映されるようサポートを行った結果、障害の状態が認められ、障害基礎年金2級の受給決定につながりました。

社労士からのひとこと

生まれながらの疾患と向き合いながら、幼少期から現在に至るまで治療や生活上の制限を乗り越えてこられたご本人様のご負担は、大きなものであったことと思います。障害年金の申請では、現在の症状だけではなく、これまでの治療経過や、その障害によって日常生活にどのような影響が生じているのかを正確に伝えることが重要です。今回、ご本人様やご家族様からこれまでの経過や生活状況を丁寧にお伺いし、実際の療養状況が適切に審査へ伝わるよう書類作成をサポートすることで、受給決定につなげることができました。この年金が、今後の療養生活への安心につながり、ご本人様が無理をせず体調を大切にしながら生活を続けていくための支えとなれば幸いです。

結果

決定内容:障害基礎年金2級

受給額:831,700円(令和7年度)

年金生活者支援給付金:65,400円(令和7年度)

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